文責:菅谷 禎男(42学機)
 今回の参加者は、梅雨時のためか田崎リーダー(32学電)、佐竹さん(特別会員)と私の3名とさびしい限り、一時は中止をも考えましたが、結局山が好きで実施することになりました。当日の朝、田崎さんより「八王子での人身事故で電車が間に合わない可能性がある。先に出発してほしい。」と佐竹さんの携帯へ連絡があり、荷物をできるだけ軽くしようと私が携帯を置いてきたのが田崎さんに余計な心配をかけることとなりました。すでに東武日光線・浅草駅に着いていた私と佐竹さんは07:10発の快速で出発した。

 前日までの梅雨空がうそのような天気、電車内は老老男女で日光行き2両は満員、途中鬼怒川方面に切り離す車両にようやく座れました。すぐにこちらも満員、思わぬ好天に行楽に出かける人が増えたようです。

 途中、田崎さんから「07:30の特急に間に合った。」との連絡が入り一安心。鬼怒川行きと列車切離の下今市駅で日光への臨時電車が待っていたのでとても2両に乗りきれない乗客もスムーズに移動、予定より早く09:12に東武日光駅に着きました。長蛇の列のトイレに並んでいると田崎さんの乗った特急も09:20には到着。計画の09:31発のバスにも臨時便が出たので3名共座れて10:00には霧降高原バス停に到着することができました。

 身支度を整え10:10に駐車場を出発し、リフト脇の登山道を登りました。時折、リフト下に満開のニッコウキスゲが見える程度でしたが、10:35に高原ハウスに到着すると、そこにはたくさんのニッコウキスゲが群生していました。
 暑くて大汗をかいたので、小休止5分を利用してベストを脱ぎ、丸山ハイキングコースへと向かいました。リフトで上がり徒歩で降りてくるたくさんの人たちとすれ違いながら樹林を登り、11:10小休止5分、胸突き八丁の急坂を登って11:30にはキスゲ平(1,635m)に到着しました。
残念ながら、キスゲ平には花がなく、ただリフト降り場からキスゲ平までの道にたくさんのニッコウキスゲが咲き乱れていました。 リフト降り場の方に少々降りて写真を撮り、昼食をとりました。佐竹さんが冷たい缶ビールを運んでくれたので、健康のため登山中は禁酒をしている田崎さんには申し訳ありませんでしたが、極楽極楽でした。

 女峰山(2,483m)のほうから暗い灰色の雲が湧いてきたので12:05には出発し、12:25丸山頂上(1,689m)に到着。まだ赤くはなっていませんでしたが、たくさんの赤とんぼが迎えてくれました。写真にはうまく写りませんがすばらしい眺望でした。記念写真を撮り12:35に丸山を下山開始。こちらのコースは登山者も少なく、時折、鶯の鳴き声を聞きながら13:55一気に丸山ハイキングコースの出発点、高原ホテルに戻りました。
 トイレにより、ひょっと看板を見るとバス停まで15分の案内、今なら14:19発のバスに間に合うとバス停へ急ぎ、丁度到着したバスで東武日光駅に戻りました。2両連結の満員電車に乗り、下今市駅で4両増結された車両に移って、3人で缶ビールとおしゃべりを楽しみ、北千住駅で千代田線に乗り換えました。新お茶水駅で2人がさらに乗り換え、今日のハイキングも終わりました。

ニッコウキスゲ咲く霧降高原の写真 高原ハウス第2リフト乗り場の写真 赤とんぼ止まるニッコウキスゲの写真 リフト終点キスゲ平の写真
ニッコウキスゲ咲く
霧降高原
高原ハウス
第2リフト乗り場
赤とんぼ止まる
ニッコウキスゲ
リフト終点
キスゲ平
キスゲ平展望台での写真 キスゲ平でニッコウキスゲの写真を撮っている写真 キスゲ平から見上げる女峰山に雨雲の写真 丸山1,689mでの写真
キスゲ平展望台 キスゲ平リフト終点
フェンスの中は満開
キスゲ平から見上げる
女峰山に雨雲
丸山1,689m

最後になりましたが、田崎リーダーが書かれた「ハラハラどきどき出発の顛末」を報告しないわけにはいきません。

朝起きてみると、夜来の雨も明方には止み、梅雨の合間の「ド晴れ」となった「ツイテいる」。喜び勇んで駅まで行くと中央線は八王子−西八王子間で人身事故のため不通とのこと「ツイテない」。
 国分寺駅に着くと中央線は上下線とも不通。慌てて菅谷さん、佐竹さんに携帯で事情を説明「予定通り出発してください、山で合流しましょう」と連絡。30分遅れでやっと来た電車は各駅停車、地下鉄銀座線に乗換えの神田駅まで10駅もある「ほんとうにツイテない」。
 途中で時計を見ると駆け込みで間に合いそうなので、階段・ホームを走り、時間ギリギリに東武浅草駅ホームに駆け込んだ。ホーム売りの空席特急券を買おうとしたら空席ナシだったが、頼み込んで特急券を求め、すべり込みセーフ。菅谷さん、佐竹さんに予定の特急に乗れたことを携帯連絡したら両名は1列車前の07:10快速に乗ったとのことだった「ツイテいるのか、ツイテないのか」。
 予定の時間に東武日光駅着き、合流して無事予定行程の山行きを楽しんだ。
 「やっぱりツイテいた」。