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美ヶ原の開発に尽力した山本翁の胸像 |
二十四節季の処暑の日、暑さが止むどころか猛暑日が続く都会を逃れ、高原の爽やかな風を満喫しようと「美ヶ原フラワーハイク」(毎日新聞旅行ツアー)に参加した。
山遊会のメンバーは矢野、青野、田崎の3名だが、参加者は女性8名男性10名、添乗員2名、運転手1名を含めて、合計21名のツアーとなった。中型バスで新宿西口を07:30に出発、予定より30分早く10:50に美ヶ原・山本小屋2000mに到着した。
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花の写真を撮りながらのハイキング |
軽いストレッチをやって11:10に出発、そよ風はあったが日射しが強く歩いていると汗が出るので、花の写真を撮りながらゆっくりとしんがりを歩いて行った。美ヶ原一帯は美ヶ岳とも呼ばれており日本百名山の一つに数えられている。山頂一帯が標高約2000m、面積600haの大地となって広がる見渡す限りの草原、立木は一本も生えておらず、ブッシュすら無い放牧地となっていて数々の高山植物が群生している。
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塩くれ場 |
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美ヶ原牧場 |
花の写真を撮りながら美しの搭(位置を知らせる鐘楼),塩くれ場(牛に塩を舐めさせる岩)を経て12:20に最高地点の王ヶ頭2034mに到着した。ここには王ヶ頭ホテルがあり、TV送信アンテナが群立していた。3人一緒に座れる日陰を探したが満員で場所がないので日向のテーブルベンチで昼食を取ったが、爽やかな風が吹き上げてきて心地良いひと時であった。
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参加者の写真 |
13:00に王ヶ頭を出発し、急な斜面を回り道して王ヶ鼻2008mへと向かった。斜面に咲く花の色が鮮やかだからと添乗員がガイドしてくれたのだ。王ヶ鼻にはいろいろな石仏が立っていたが人が多くてなかなか写真に収められなかった。西側眼下には松本市、その向うに北アルプス、奥穂高岳から槍ヶ岳まで望めたが積乱雲が湧き出していて槍の鋭鋒は一瞬しか見られなかった。
御嶽山、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳までも見渡せる素晴らしい展望であった。
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大草原を帰路につく |
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王ヶ鼻・石仏 |
13:30に展望に別れを告げ、自由行動で来た道を戻り、山本小屋15:00発で帰途につき新宿西口に19:30に帰着した。3名なので賑やかにとはいかないが威勢よくお疲れ様の乾杯をして解散した。