第41回山遊会行事
「鶴見総持寺拝観と三ツ池公園散策」報告
2013年3月30日

文責:小森廣樹(42学機)

鶴見で山遊会の打合せを行うに際して鶴見の総持寺と三ツ池公園散策を実施した。

行程は
JR鶴見駅―(徒歩5分)―総持寺―(徒歩35分)―三ツ池公園(昼食)― (徒歩35分)―JR鶴見駅

参加者は矢野睦男(32学原)、兼子八郎(38学電)、林 昭彦(特別会員)、小森廣樹(42学機)の4名

午前10時30分JR鶴見駅東口を出発。徒歩で5分のところに総持寺の入り口がある。ここから森を突っ切る参道を通り、途中にある門(三松閣)をくぐり三門にいたる。ここをくぐると広い伽藍が開けている。

曹洞宗・大本山総持寺の伽藍

市街地に隣接した鶴見が丘に十五万坪の大伽藍を持つ。曹洞宗は福井県に永平寺(開祖・道元)、能登に総持寺(開祖・瑩山)と二つの本山を持っていたが、明治31年総持寺が火災で焼失。寺の再建は関東へということで明治40年鶴見へ移転、着工。伽藍配置の大きな特徴は能登の経験から火災での類焼を防ぐため、東側に寺務部門を置き、西側に修業道場を離して建て、この間を百間廊下(120m)でつなぎ、他は建物と建物の間を延べ約200間の諸廊下でつないでいること。更には大祖堂から方光堂まで地下廊下を渡している。

伽藍は本山としての主要な建物が多く配置されており、三松閣(信徒の研修道場)、香積台(総受付)、紫雲台(大書院)、大僧堂(修行僧の道場)、方光堂(位牌堂)、宝物殿などがある。ほぼ真ん中に向唐門と百間廊下があり、丘の一番高いところに仏殿、その東側の奥に大祖堂(法堂)が建っている。この法堂は本堂としては日本一の大きさで、内部には千畳敷の広間があり、ここで主要な行事が行われる。高さが36mあり、鶴見のランドマークにもなっている。仏殿の前の庭には東日本大震災の慰霊の植樹がしてあった。
 なお、伽藍の西側は広大な墓地になっている。が、ここへは行かなかった。

総持寺を出て徒歩で三ツ池公園へ向かう。鶴見には丘がたくさんあり、いくつかの坂を通って三ツ池公園の正門に着く。ここ県立三ツ池公園は日本桜名所百選の一つで、十数万坪の敷地の中に78品種、約1,600本の桜が植えられている。三つの池があり、この池を丘が取り囲んでいる地形。池にはカモ類やいろいろな鳥が浮かんでいた。桜は三つの池の周りと丘の上にたくさん咲いている。大きな桜は池の水面近くまで枝を延ばしている。桜は並木になったり青い木と混じり合ったりして変化に富んだ景観だ。しかし、今年は例年より十日以上開花が早かったので、花は盛りを過ぎ、散り積もった花びらを踏みながらの散策だった。それでも、まだ花はだいぶ残っており、花見の気分は十分に味わうことができた。ここで昼食をとり、鶴見駅を経由して打合せの場所に行った。

以上

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総持寺境内での写真三ツ池公園内を散策している写真
総持寺境内にて三ツ池公園にて


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