第45 山遊会行事
秩父の名峰「武甲山(1304m)登山」報告
2013年11月5日(火)

文責:白石 道彦(38学化))

秋晴れの下、秩父地方の信仰の山として名高い「武甲山」に登山しましたので報告します。

参加者(敬称略):矢野(32学原)、兼子(38学電)、青野(41学化)、林(41新潟・学電)、小森(42学機)、白石(38学化) 以上6名名

7:15西武線池袋駅改札口に林氏を除く5名が集合。7:30同駅発特急「ちちぶ3号」に乗車し、8:47横瀬駅で下車。先に同駅着の林氏と合流し、予約してあった秩父ハイヤーの車2台に分乗。9:00同駅発。途中、見上げる武甲山の北面は石灰石の採掘で削られ、痛々しい山肌であった。これが都会のコンクリ−ト街の"源"となれば近代化の負の遺産か。。

9:10「一ノ鳥居(518m)」着。ここが山頂の御嶽神社への登拝路である「表参道」の1丁目。因みに山頂の御嶽神社は52丁目。軽いストレッチ後、9:15登山開始。生川(ウブカワ)本流沿いになだらかな林道が続く。9:45「表参道登山口(715m)」(15丁目)を通過。ここからジグザグの急登が続く。9:50「不動ノ滝(18丁目)」にて小休止。ややゆっくりのペースで登り、10:37「大杉の広場(1000m)」(32丁目)で小休止。巨木"千年杉"の威容に圧倒される。この後も、登山道には樹齢数百年と思われる杉の巨木が散見された。10:45発、キツイ登りが続き、風が次第に冷たく感じられる。42丁目の標識で小休止。頂上間近、49丁目付近では木の間に見え隠れする石灰岩の白い岩肌が輝いて見え、不思議な美しさを醸し出していた。。

11:38「十字路(1281m)」通過、近くにトイレと休憩所あり。少し登って、日本武尊を祭る「御嶽神社」到着。参拝、写真撮影後、11:45すぐ裏手の「武甲山頂上(1304m)」(第1展望台)到着。相変わらず好天が続き、眼下に秩父の街が広がり、「ミューズパーク」、更には小鹿野町方面や両神山も遠望された。但し、日光や尾瀬、上信越国境方面の山々は雲が架って見えず。暫し景色を堪能した後、12:00神社を少し下った木立の中で紅葉に囲まれて昼食を摂る。。

12:40下山開始。十字路より「橋立方面」へ。前日の雨でやや滑り易くなった急勾配の下りが続く。途中、小森氏が滑って左手を怪我したものの、矢野氏の応急処置で対応。下山道沿いに"採掘作業の発破用待避小屋"が5箇所あり。13:15尾根上の小平地「長者屋敷ノ頭(941m)」で小休止後、尾根通しに下る。途中、13:50小休止後、急勾配のジグザグ登山道を下る。予想以上の急で長い下りに悩まされたものの、紅葉の美しさや次第に近付く渓流の音に励まされ、一気に下山した。

14:32橋立川の畔に降り立つ。古い木造の橋は朽ちて、通行禁止。小休止後、丸太の橋を慎重に渡り、川に沿って5分ほど下り、14:45「橋立側登山口(517m)」到着。ここからは未舗装で傾斜の緩い車道が続き、途中から舗装道路へと続く。この間、振り返る山々は紅葉が見頃を迎えて美しく、3段の滝も絵になり見応えを感じた。

15:30秩父二十八番札所として知られる「橋立寺(279m)」到着。高さ60m余りの美しい石灰岩の岸壁を背に観音堂が建ち、周囲の紅葉とも相俟って素晴らしい景観を提供してくれた。直ぐ脇の「橋立鍾乳洞」は珍しい竪穴式とのこと。時間の都合で見学は見送り、茶屋にてビール(or甘酒)で喉を潤す。15:55橋立寺発、16:05秩父鉄道の浦山口駅着。1時間に1、2本の電車は行ったばかりとか。16:30同駅発、16:40御花畑着。徒歩で16:45西武秩父駅着。駅隣接の食堂で打上げと次回計画を話し合って解散した。


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大杉の広場での集合写真
大杉の広場での集合写真 左側が樹齢千年の大杉の幹

御嶽神社前での集合写真
御嶽神社前での集合写真

武甲山頂上での集合写真
武甲山頂上での集合写


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