第47回 山遊会行事
「湯河原梅林鑑賞と幕山、南郷山ハイク」報告
2014年2月28日(金)

文責:42機・小森廣樹

参加者5名(敬称略):
矢野睦男(32原)、兼子八郎(38 電)、白石道彦(38化)、青野 潔(41化)、小森廣樹(42機)

行 程:
JR湯河原駅―湯河原梅林―幕山―林道―(南郷山頂上は雪のため断念)―五郎神社―湯河原駅―青野氏お妹さん別荘(ゆとろ嵯峨沢の湯はやめて青野氏提案の別荘に替えた)

 JR湯河原駅へ集合。南郷山への登山については、先週大雪があったので、これによる現地の雪の状況を見て判断することにした。予定より早く9時45分発の湯河原梅林行きのバスで出発。15分ほどで梅林入口である幕山公園に到着。天候は予想をこえて上々の晴天である。そのせいか見物客は割合多い。上を仰げば山の斜面に沿って見事な梅林が広がっている。ここには4,000本の梅があるといい、花はほぼ満開だ。入園料200円を払って入園し、梅林を縫うジグザグの道を登ってゆき、たくさんの梅の花に囲まれて立つと何とも良い気分だ。ここにウグイスかメジロでも来ていれば更によいのだがどうしたものか一羽も見られなかった。水戸の偕楽園の梅は平坦な場所に植えられているが、山の傾斜に広がっているここの梅林の方が景観は優れているのではないか、とは皆の感想。

 梅林が尽きたところから道は幕山へと向かっている。ハイキングコースのこの道には横木を敷いた階段になっており登りやすく、これが数百メートル続いていた。その先もさほど急でない山道だ。林がぽっかり空いたところから湯河原の町、真鶴半島が俯瞰され、明るい海には初島が見える。気温も上がり皆上着を脱ぎ、さらにジグザグの道を登り切り、幕山頂上(625m)へ、11時30分予定より早く着いた。他にも数人単位のグループが7、8組休憩中で、我々もここで昼食をとる。

 頂上から望む相模湾は明るい。大島は見えなかったが初島が浮かんでいる。周辺には南郷山、大観山、また箱根ターンパイクの白い線の後方に白銀山が見える。南の方向には遥か伊豆の大室山、さらには万次郎岳も見えている。頂上での休憩は予定より長く約1時間となった。

 ここから南郷山に向かう。途中の道には一部雪が残っており、これを踏んで白銀林道へ。自艦水への道を通り過ぎたが、やはり北側斜面には雪が大分残っており、南郷山頂へ登るのは断念。林道から登山道を通って五郎神社へ下ることとした。
 この下りる道には途中に何ヶ所も倒木が道をまたいで邪魔をしていた。梅林公園で出会った町役場の人から、倒木がたくさんあるから気を付けるよう言われていたがその通りだ。
 しかし、いずれの倒木も倒れてから半年以上経っているようで、今回の大雪で倒れたようではなさそうだ。道は融けた雪でところどころぬかっていたが、歩きやすい。途中、湯河原カンツリー倶楽部のコースがあった。山から下ってきてこういう世間的な場所に出会うと何となく安心感が生じてくる。そして14時10分五郎神社に到着した。

 ここからバスで湯河原駅へ。駅付近のスーパーで好みの食糧を買い込み青野さんの別荘へ。別荘は上り坂を歩いて4、50分の高いところであった。青野さんが事前に用意した銘酒をいただき、温泉の風呂で汗を流し、高台からの景観を楽しみながら、ゆったりと歓談した。一人兼子さんがこちらに泊ることになり、他のメンバー3人は湯河原駅に戻り散会した。

 今回は先の大雪による残雪の問題と降雨の心配があったが、雪で南郷山頂へは登れなかったとはいえ、結果的には好天に転じて幸運だった。
 全行程スライド写真(PhotoPeach)はここをクリック

湯河原梅林での集合写真
湯河原梅林での集合写真

幕山山頂での集合写真
幕山山頂での集合写真


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