タイトル画像:第8回山遊会行事報告、雲取山登山に参加して、2005年7月9日から10日

 

 7月9日6:50池袋発ちちぶ5号、4分の1ほどの乗車率の1号車では、事前打ち合わせした山口リーダー(44年精密卒)、兼子さん(38電気卒)、菅谷(42年機械卒)の3人が一緒になってぺちゃくちゃ、あっという間に8:14西武秩父駅へ(1570円)。改札口を出て、小宅会長(36電気卒)、3名のゲストと合流し、簡単な自己紹介をして、御花畑駅へ、8:24発、8:44三峯駅着(430円はちょっと高いの声)。
 雨を心配しながら周りを見ると山に向かう人がほとんどいない。バスは時間通りの運行で8:50発(300円)、曲がりくねった道を深い谷を見ながら9:05大輪着。ケーブルに向かうと、9:15発だとのアナウンスが聞こえてきた。大急ぎで急な坂を上って行くと他のお客はたった一人、急がなくても待ってくれたはず(950円)。ケーブルを濃霧の静寂が包みガイドテープのみが響くなか8分後三峯山頂、標高1130m。

 濃い霧のなか、山口リーダーは「天気が悪いので途中で引き返す」決断をし、山小屋にキャンセルの電話を入れた。ただし、11時頃には霧が晴れる可能性があるとのことで、そのころ再度の決断することに・・・準備体操、楽しい自己紹介後、9:45出発、10:15奥宮入口を通過し、リーダーが入山の届け出に記入した。10:20霧のなか雨がぽつりぽつり、雨の身支度を整えて10:30出発したものの、落ちる雨粒は少なく雨具が暑くてたまらないと、雨具を全部脱いでの登山となった。
 11:22小休止の頃、霧が晴れてきたので山口リーダーが山小屋に泊まる旨の電話を入れ出発、11:44霧藻ヶ峰前展望台に到着した。うっすらと富士山が見えてきて、11:55には秩父宮殿下尊影レリーフのある霧藻ヶ峰休憩舎に到着、陽も射してきてカナカナ蝉やウグイスの聲が爽やかでした。

 天気が回復するなか、談笑の昼食休憩後12:20出発、12:32お清平(1450m)を過ぎて、きつい登りが続き12:43小休止、涼風が汗の体を冷やし、これだけでも山にきた甲斐があったと実感し、あえぎながら登る。13:20に前白岩の肩を過ぎ、13:47前白岩山(1776m)14:05白岩小屋(1764m)着、当日の最高度地点の白岩山山頂(1921m)には14:32に到着、体の大きな鹿がこちらをじっと見ていた。
 もちろんえさはやらない。14:40出発、長いだらだらの下り登りを繰り返して、14:45芋の木ドッケ、15:25大ダワ通過後、登りになってから雨が少しぽつぽつ落ちて15:50雲取山荘着、ヤッター。整理体操、小屋の受付(7500円)後、18:00から夕食とのこと。その前に山小屋で買った缶ビール(500円)、持ち込みの酒、焼酎で山の話が弾み、夕食にも酒1合で多すぎたか。夕食後は東京支部を盛り上げる話で、20:30には就寝。部屋は10畳で布団は10組でしたが、他の泊まり客は15人ほどでしたから小屋の計らいで、6人2部屋、女性のゲスト1名が1部屋と、ゆったりでした。

 夜中に目覚め、外に出ると雨も上がり満天の星、さすが山の星空だ。

 4:00には部屋のほの暗い明かりが点灯、4:30起床して5:00から朝食、生卵、納豆、海苔、鮭の焼魚、蕗の煮物、小梅にみそ汁、ふりかけはあったが食べずの豪華版でした。5:30体操、5:37出発、急な登りを行くと6:07雲取山山頂、富士山をバックに記念撮影後6:15、6:20東京都の雲取山最高度地点によって周りの景色を楽しむ。これからは下りが中心だ、急な下りを降りたところで小休止し、バンテリンを塗るメンバーもいて、6:43出発、眺望のよいところで小休止、富士山も雲の上にうっすらと見えました。6:58出発、7:04奥多摩小屋、見晴らしもよく5分休憩し、更に8:08に小休止、ウグイスの聲に混じり、カナカナ蝉が鳴いて風はなく、暑くなってきた。

 8:18出発、9:58のバスは無理と判断し、最後の腹ごしらえをし9:45出発、細い崖道を通って9:55舗装林道へ、鴨沢近道を入ると再度の山道で、ホタルブクロが咲いていた。10:15鴨沢バス停着、トイレもあり便利にできていた。整理体操をして、ビールを飲んでバスを待った。10:48時間通りバスがきて、奥多摩駅へ(610円)、11:25着、10分ほど歩いて「もえぎの湯」(750円)へ、ゆっくりとお湯に浸かってから、生ビール2杯におつまみ、酔った。奥多摩駅からは特快に乗って、一人また一人と降りいきました。新宿駅で乗り換え、東京駅まで行く山口リーダーと別れて登山が無事終りました。

 最後になりましたが、ゲストの澤部さん、日高さん、佐竹さん、ありがとうございました。御一緒でき楽しい登山ができました。

 ここまで読んでくださった方へのプレゼント、兼子さんの歌をお楽しみください。


(菅谷42機械 記)

<雲取山三首>

 雲取の山荘にきて真夜中の
   空見上ぐれば星近く見ゆ

 東(ヒンガシ)の山の端白みご来光
   今届きたりじっと手合わす

 不二の嶺はかすかなれども見ゆるなり
   雲取山の頂きはれて

雲取山山頂の筆者の写真
雲取山山頂の筆者
雲取山山荘前で全員の写真 雲取山山頂での全員の写真 霧の中で身繕い中の参加者の写真 霧藻ヶ峰前展望台での写真
雲取山山荘の朝 雲取山山頂勢揃い 霧中の身繕い 霧藻ヶ峰前展望台

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