文責:豊田 元雄(38学機)
梅雨明けも近く、天候も回復基調にあり山行当日晴れる事を期待して就寝した。
翌日山行仲間と北千住で落ち合い、総勢8名で、東武、野岩鉄道、会津バスと乗り継いで、田崎さんに、手配してもらった檜枝岐の民宿清水屋に無事着いた。
入り口でグッと名水を飲み干してから宿に入った。
荷物を整理し、早速燧の湯で汗を流した。湯上がりに檜枝岐歌舞伎舞台、六地蔵などをブラブラと見物した。
夕飯は5時30分と早く、名物の裁ちそば、イワナ、山菜と盛りだくさんだった。
加うるに地酒花泉と焼酎で兼子さんはすっかりできあがってしまい、明日の山行が危ぶまれたが、全員9時半頃にはふとんにもぐりこんだ。
いわな焼き山菜料理で花泉 四杯も飲めば夢深かりし 〔にゃんこ〕
|
檜枝岐歌舞伎舞台の前にて | 檜枝岐歌舞伎舞台の解説立て札 | 六地蔵 | 登山ルートの地図 |
夏山は雷を避けるため早立ち、早着きが大原則で予定通り4時30分に出発した。
身の丈を超す樹林帯の中の急な坂道をジグザクに連続して登ってゆくので声もでない。
水場を過ぎたあたりから坂道も多少緩やかになり登りやすくなった。
有り難い、日も照りだした。
駒の池近くから展望も開け、雪渓、木道が見えてきた。
残雪の上を吹いてくる風がとても心地よかった。
また足下には、ハクサンコザクラ、チングルマ、イワカガミなどの高山植物の可憐な姿が見られた。
雪解けの遅き故かな会津駒 ハクサンコザクラ群の少なし 〔にゃんこ〕
|
小休止 | 駒の小屋を目指し木道を進む | 駒の池より山頂へあと一息 | ハクサンコザクラ |
駒ヶ岳山頂では、三角点をなでたり、記念撮影をしたりした。残念ながらガスッテいて展望はよくなかった。
中門岳へ向かうが途中から引き返した。コバイケソウが群生していたが、白い穂のような花はなく、大きな葉だけだった。今年は2週間位花の時期が遅れているそうです。
雪渓上で記念撮影!
駒の池で休憩後、下山した。
会津駒雪解け遅き年ならむ 木道覆ふ残雪多し 〔にゃんこ〕
|
頂上にて | 中門岳へ向かう | 雪渓上を進む | 雪渓上にて (合成写真) |
水場で菅谷さん、小林さんから汲んできてもらった水の冷たくておいしかった事!
最後に休憩をした場所から歩きだしたら膝から下が動かない!大ブレーキ!
小宅さんからストックを貸してもらい二本でようやく下山できた。
今思えば標高差1,200bを下山するのだからそれなりの心構えと日頃のトレーニングが必要だったと反省しきりです。
最後になりますが、全員無事下山でき、またハクサンコザクラなどの高山植物が見られた今回の山行を計画して下さった田崎さんに感謝いたします。
次回の山行を楽しみにして‥‥ ではまた
参加者: 田崎 耕八(32学電)、 矢野 陸男(32学原)、小宅 仁(36学電)、兼子 八郎(38学電)、小林 渡(38学電)、豊田 元雄(38学機)、菅谷 禎男(42学機)、 佐竹ふみ子(特別参加) |
−このページのトップへ− | −目次へ戻る− | −ホームページへ− |