第20回山遊会行事 鍋割山登山の報告 2008年3月15日(土)

報告者 小宅 仁(36学電)

 丹沢前尾根の最西端に位置する鍋割山(1272.5m)に登りました。
 参加者9名が定刻8時に小田急線渋沢駅に集合、そこからタクシーを利用し二俣手前のゲートまで登る。大倉を登山始点としていたが急遽変更しましたが、言い訳を以下に記しましょう。

 丹沢山塊は主峰が蛭ヶ岳(1677.7m)で、高山とは云えませんが、アクセス路が長く、結構厳しく、体力を要求される山です。今回の鍋割山もご多分に漏れずアプローチの長い山で、参加者の諸条件(小生もこのところ鍛錬をサボっている)を考慮し、少しばかり(200m)高度をお金で買う(タクシーで入れるところまで行く)事にし、登山累積高度を700m程度に圧縮しての登山となりました。

 8時35分林道ゲートを出発。リーダーの桜井さんが帯状疱疹の悪化のため、二俣の先の急登で引き返す事となり、急遽田崎さんがリーダーを務めることになりました。元気な佐竹さんが山小屋へ水を運びあげるボランティア活動で、大きな満タンのペットボトルをザックに詰め込んだ。ここからの急登で皆少しばかり顎が上がり気味でしたが何とか後沢乗越まで辿り着き一息を入れる。
 乗越辺りからは、参加者各人のテンポも一定に落ち着いてきて、順調に高度を伸ばしていった。呼吸も荒くなってきて、足も気だるく、段差のある1歩を踏み出すのが苦しくなってきた頃に、桜井さんお勧めの鍋割山山荘名物の鍋焼きうどんがちらついてきた。
 心なしか、鍋焼きうどんの香りを感じたかな〜と思ったら、突然頂上の山荘が現れた。

11時40分頂上に着き、鍋焼きうどんに舌鼓を打ち、佐竹さん持参の古酒に僅かな酔いを感じるうち、12時25分昼食タイムも終わり腰を上げることになった。
 山小屋のご主人に聞いたところ、金冷シまでは少し雪があるが注意すれば問題無いとの情報を貰い、あと200mの累積登山高度を登る金冷シ経由の大倉尾根下山コースを辿る事になった。金冷シから塔ノ岳までは僅か20分の距離であったが、寄り道を断念して下山することになった。この大倉尾根は階段が多く、大腿四頭筋と膝にダメージを受ける。皆と注意しあいながら、安全第一で無事大倉に16時45分下山。

 大倉から丁度バスが出発するところでしたので、全員バスで渋沢駅近傍の居酒屋に入り、山祝の美酒に浸り登山完遂の感慨に耽った。話も弾み、来年度の登山計画案が湧出してきた。
 皆様楽しい登山を有難う御座いました。
 桜井さんの早い回復を祈念申し上げます。
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登山道鍋割山の案内標識の写真 鍋割山山小屋前での集合写真
参加者:(以下敬称略)
田崎 耕八(32学電)、佐藤 襄(35学機)、小宅 仁(36学電)、前田 勉(37学機)、 櫻井 衡(38学機)、小林 渡(38学電)、菅谷 禎男(42学機)、林 昭彦(特別会員)、佐竹 ふみ子(特別会員)以上9名
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