平成22年度多賀いちょう写真部
会　合　報　告
平成22年3月18日（木）

　3月18日（木）東京西日暮里「東京知道会事務所」にて開催、本年度の東京支部会報表紙の選定、行事予定、デジカメ講習会と盛沢山の行程でした。特に元オリンパス光学カメラ開発部長、吉田宗昭氏（39学精）の講習会は素晴らしく画像処理の考え方、画像処理用マイコン、デスプレイ、開発ツール等今後の機種選定に大変参考になりました。出席者もお蔭さまで15名となりました。終了後懇親会、写真談義等活発な意見交換有意義な1日でした。今後このような企画続けたいと思います。概要は以下の通りです。

1. 期日・時間：平成22年3月18日(土)、13時30分〜17時30分
2. 出席者：菊地玲二（26専通）、玉川信二（28学電）、三本木武（30学金）、鈴木日出男（30学原）、澤野孝慈（37学機）、阿部徳治（37学化）、兼子八郎（38学電）、小林渡（38学電）、広瀬行一（38学電）、矢嶋國男（38学精）、三好成實（39学機）、吉田宗昭（39学精）、阿部國男（42学精）、高橋信二（42学機）、石川久（44学子）
3. 平成22年度支部会報表紙の選定
   参加者24点出展、参加者全員の投票による審査の結果5点選出、支部長、幹事長、編集長、写真部の意見集約、結果澤野孝慈氏（37学機）の鎌倉八幡宮で撮影した題名「雨情」に決定しました。HPで募集した一般会員の方からの出展はありませんでした。
   吉田宗昭氏の話として全体の写真少しコントラスト、アンシャープマスク効き過ぎて いる。画像処理は気づかれない様に自然な形ですることがコツとのことでした。
4. 今年度の行事予定
   
   1. 撮影会　春の撮影会：候補地後日選定、秋の撮影会：「茨城県真壁町」
      埼玉ワンダーフォトクラブ：4月28日：武蔵丘陵森林公園とぼたん園、9月：足利、10-11月：日光霧降高原、2-3月：青梅梅林
   2. 「こうがく祭」の写真出展　実施時期　6月5日（土）
   3. 支部総会　写真出展　実施時期　10月16日（土）
5. 「一からわかるデジタル写真教室」講師　鈴木日出男氏（30学原）
   全日本写真連盟　関東本部委員長　林喜一先生「フォトアサヒ」執筆の原稿を元に講義
   1. 画像記録のおすすめはRAW+JPEG フイルムカメラと変わらぬ気持で撮影を
   2. こまめにしたいISO感度コントロール高感度で出やすいノイズを抑える機能も
   3. やさしく撮れる高度な撮影全自動・Pモードなどモードの使い分け
   等を主題に初心者から中、上級者までを対象にわかりやすり実のある講義でした。
6. 「デジタルカメラ・画像処理何でも相談コーナー」　講師　吉田宗昭氏（39学精）
   元オリンパス光学カメラ開発部長、日本写真家協会会員、現在デジカメ教室開催中の氏は豊富な経験を元に予め出席者の質問事項を集約してまとめた内容を中心に画像処理技術の得失について講義をして頂けました。特に「パソコンモニターの色とプリンター出力の写真となぜ色が番うのか？」ではsRGB, AdobeRGBの相違点、それに応する市販のパソコン、モニターの問題点等勉強になりました。留意点は以下の通りです。
   
   1. 写真を楽しむ場合、大手メーカー市販の一体型パソコンはカラー規格sRGBに対応していない機種が殆どです。sRGBに対応した専用のパソコン、モニターが必要です。
   2. 画像処理・明るさ→色彩→アンシャープマスクの順に処理する。特にコントラスト、アンシャープマスクあまりかけすぎないようにする事が肝要です。
   3. HDは保守年数3年です。外付けHDで保存すれば内臓HDと同時に壊れる確立極めて低いのでバックアップ用に使うと大切な画像の保存に安心です。
   4. カメラ手振れ機能、2年位前の機種良好です。仕様書で「光学的手振れ機能」「CCDシフト式手振れ補正」とあれは結構です。
   5. 画像の保存　加工した画像は劣化する。撮影した原画（JPEG, RAW）を保存する。
   6. カメラ撮影した写真は見た目が美しくなるように工夫している。sRGBに調整していないモニター（大手メーカーパソコン）青が強いため（色温度を高く設定している）プリントすると赤の強い写真となります。

以上

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