タイトル:リカバリをしてみたら

 私の現在のパソコンはWindows XP オーデオ機器メーカー"ONKYO"の子会社 SOTEC製で2003年に購入、周辺機器はプリンタ・スキャナ・カードリーダー(デジカメ用)・FDD等を揃え、NTTのBフレッツ回線に接ぎ毎日使っています。 私はリカバリは今回初めてではないが、毎回同じように苦労しています。 パソコン仲間からはリカバリをやったという話はまだ聞いたことがないのですが、皆さんはどうしているか伺いたいと思います。 私の経験がお役にたてば幸いです。

 パソコンは長時間使うとメモリがいっぱいになり、立ち上がりが遅くなり「使用できるメモリが少なくなっているので整理をします」というメッセージが出たり、写真修正のような大容量のメモリを使用する作業をすると「メモリ不足」の表示が出て作業ができなくなったりします。 不要になったファイルは消去し、当分使わないものはCDに移したりしますが、いくらそうしても完全には消去されず本当のごみが残るようです。 私のPCはハードデイスクの容量は40GBですが1年以上使ってこのような現象が現れてきました。

 このようになったらメモリをきれいにするため「リカバリ」が必要です。 入っているデータやファイルを消去し、最初のOS本体のソフトだけにします。 私のPCセットにはリカバリ用のCDが付属していて、取り扱い説明書にもリカバリの手順が記されています。 リカバリを実施するときには、自分が作った必要なデータはCDか紙に記録し、後からインストールしたファイルはもとのCDがシリアル番号付で手元にあることを確認しておかなければなりません。 このような準備をしてリカバリを実施しました。 すると期待したとおり立ち上がりが非常に速くなり、以前2-3分かかっていたデスクトップに砂時計が消えるまでの時間がわずか数十秒で済むようになりました。 しかし問題はその後のファイルのインストールでした。

 私の手持ちのCDソフトにはMicro Soft製のWord・Excel・Outolookを含むOffice Soft(商品名は"Office XP Personal")と画像処理用のAdobe Photo Shop、Acrobat Reader、ほかにプリンタ・スキャナ設定用のものがあります。

 Office Softをインストールした結果、WordとExcelは問題なく動きましたが、Outlookによるメール送受信が不可能となり、「パスワードが違っています」とのメッセージが出てしまいました。 PC本体の説明書にはメールアカウントの保存の記述が簡単にあったのにそのとおりやらなかったのは手落ちでした。 早速プロバイダーのBiglobeに電話をして最初PCを購入したときと同様に、PCに向かって電話機片手にメールアカウント等の設定をしました。 しかしBiglobeの担当者は長時間親切に教えてくれたのですが、それでもメール送受信ができるようにはなりませんでした。 Biglobe側は自分の方の設定に問題ないと言っており、結局当方のPC本体かソフトの問題だろうとのことになりました。 当面の救済策としBiglobeのホームページの「Webメール」利用のメール送受信の方法を教えてくれ、試験的にメールの送受信ができたので使うこととしました。 一回ごとにパスワードを入れなければならず厄介でしたが、送受信はできるので一ヶ月ほど利用していました。 その後「Webメール」ホームページの中に「メールソフトの設定」の項目を見つけ、試みにその中の「自動設定」の操作をしてみたところ、何と以前のようにOutolookの画面が出て送受信ができるようになりました。 電話のやりとりで手動でできなかったものがどうして自動でできるようになったか、不思議で原因不明です。 ただこれでの難点はメールの添付ファイルを開けないことでしたが、メール画面の付属機能の「ツール」−「オプション」の中の「ウィルスの可能のある添付ファイルを保存したり開いたりしない」のチェックを外したところ開けるようになりました。 皆さんからのメールの添付ファイルはすべて「ウィルスの可能のある・・・」ということになっています!

 次のもう一つの問題はAdobe Photoshopがインストールできないことでした。 シリアル番号を間違いなく入れたはずなのに、「シリアル番号が違っています」とのメッセージがでてきます。 4桁ずつに区切ってある番号を画面の四角の中に入れようとしてもはみ出してしまいます。 パソコンに詳しいはずの人に聞いてみたら、Adobeは何回もはインストールできないようになっているとの返事、ソフトを買いなおすと数万円取られる、暫くは諦めていました。 しかし念のためにと思ってAdobeに電話で聞いたところ、何回でも使える、半角数字で入れなさいとのこと、 やってみたらちゃんとインストールができました。 半角数字が必要なメールアドレスにもExcelの表作成でも自動的に半角になるので、数字の全角と半角など今までほとんど気にしていなかったこと、どうしてそれに気がつかなかったのかと悔やまれました。

 Acrobat reader・プリンター・スキャナーのファイルは何の問題もなくインストールできました。

 リカバリを実施してから機能が元に戻るまでの一ヶ月間、プロバイダと幾つかのメーカーに問い合わせをしました。 Biglobeでは結果的に送受信の復旧ができなかったものの、対応は親切で長時間つきあってくれました。 しかし電話でダイヤルしてから担当者が出るまでいつも10分から15分は待たされます。 PC本体のメーカーSOTECでは製品の1年の保障期間が過ぎているので無償サービスはしない、有償で電話での簡単なサービスでも料金は2500円でその送金方法を示してくる始末でした。 Adobeからは半角数字以外についてはサービス期間が過ぎているのでお答えはできない、ホームページを見てくれとのことでした。

 最近のWindows Vistaには以前はいちいち購入していた付属ソフトがたくさんインストールされており結構ですが、リカバリの時はどうするのでしょうか。 幸いメモリは以前のものよりはずっと大きくなっており、さらに今は外付けハードデイスクが大変安くなっているのでメモリが足りなくなって困ることはないと思いますが、それでも長い間にはPCにごみが溜まって動作が遅くなったり不可能になったりすることが予想されます。 皆様はそのときトラブル覚悟でリカバリをしますか。 それとも思い切って本体ごと新しく買い替えますか。

以上

署名の画像
〔メールの際はアドレスはタイプインして下さい〕

−このページのトップへ− −目次へ戻る− −ホームページへ−