相馬騎馬武者 横須賀へ
2014年10月19日(日)

昭和38年学電卒 小林 渡  
平成10年学機卒 山本夏江

・はじめに

10月19日支部総会と日程が重なりましが横須賀みこし「相馬騎馬武者のパレード」撮影の為早朝から横須賀市内会場に出かけました。東京都世田谷区「馬事公苑」では毎年開催されておりますが神奈川県での実施は初めてと思います。
  本騎馬武者パレードは山本夏江様(平成10年学機卒)の長年にわたる大学の友人を通じた福島の方々のとの交流、震災時のボランティア活動と横須賀基地の関係者の協力で実現しました。山本様の多大なご尽力の賜です。パレードは大勢の観客で沿道にあふれるばかり、拍手喝采の連続でした。本企画は大成功でした、ご苦労様でした。経緯等は山本様の文面参照下さい(小林 渡記)。

・横須賀みこしパレード&相馬野馬追概要

 2014年10月19日(日曜日)、秋晴れの中5万5千人の人々が横須賀みこしパレードに集まりました。その、1か月前に地方版の朝刊にて掲載された山本の記事が小林渡氏の目にとまり今回、横須賀みこしパレード&相馬馬追の同行取材をしてくれることになりました。本企画は立ち上げから終始一人で行うという孤軍奮闘ぶりで、なりふり構わず、我ながら良くやったと思います。

 この企画は、大学時代の友人の多くが福島にいることから、震災前から福島を訪れ、 震災後もいろいろ福島の方々と関わりを持つようになりました。福島の人々から「震災でお世話になった米軍、自衛隊にお礼を言いたい」という考えの発端で、賛同して頂いた企業から資金集め可能となったイベントです。中でもボーイング社は、社員の寄付金によるもので、日本の大手はどこも対応してくれず日本企業はまだ社会貢献という考えが浸透していないという事を身を持って感じました。私の声に耳を傾け、文句を言わず協力してくれた友人、同僚、米軍、海上自衛隊、企業には心から感謝する企画でした。騎馬武者を人垣から守る米軍のアメフトチーム・シーホークス・海上自衛隊の半袖姿この3者は横須賀以外では見られない光景で、横須賀らしさが出せて良かったと思います。

 横須賀の中心街を戦国武者が歩く光景は歓喜に迎えられ、多くの人がカメラを手にして福島では見ることがない人垣と声援でした。福島から来た騎馬会は他にない反応に驚き、馬を出してくれた馬主も、馬を積んで帰る時から国道に出てもしばらく拍手に包まれることは過去一度もなかったと語っていました。アメリカ人の中には、俳優が出ていると思う人がいる程、本物の「侍」を目に当りにして興奮気味でした。

 復興支援ということが目的ですが、終わってから新聞社等に頂いた観客からの手紙からそうでないことに気づきました。長い歴史のあるお祭りは復興支援だけでなく、1000余年の歴史で生きてきた人々を支えてきたものとだということが良く分かりました。この100年だけでも戦中、戦後、震災、どれも暗い時代の中で輝くような相馬の侍は多くの人々を勇気づけてきた存在で、これから先も多くの方の心に残る日本の姿を守って欲しいと願い、引き続き彼等を支援して行きたいと思います(山本夏江記)。

・相馬野馬追

 国の重要無形民俗文化財で毎年7月、福島県相馬市と南相馬市で開催される。よろい姿の「武者行列」や旗指し物をなびかせて疾走する「甲冑競馬」、花火で打上げた旗を奪い合う「神旗争奪戦」などがある。相馬氏の始祖・平将門が937年に、野馬を敵兵に見立てた軍事演習を下総国(千葉県)で行ったのが起源とされる。


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会津藩校 日新館待機中鞍合わせ着替え
着替え終了 県会議員着替え終了同 山本様鳴き合わせ
馬おろし甲冑合わせ甲冑合わせ愛馬と共に
人馬一体勇姿(1)勇姿(2)勇姿(3)
勢揃い勇姿(4)いざ出陣市内パレード(1)
市内パレード(2)市内パレード(3)市内パレード(4)市内パレード(5)
市内パレード(6)鞍外し基地の皆様と故郷相馬へ
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