平成17年8月18日 二暗刻(にゃんこ)こと兼子八郎 同窓会関連の仕事などが残っていましたので、今夏は墓参帰省をとりやめて、遙拝させていただきました。この3日間で31kmほど歩きました。足腰鍛錬の目的で歩き始めてちょうど2年経過しました。妻と二人で167,そして一人で1,680と合計1,847km。ゴルフも入れたら2,000に届くでしょうが、算入しておりません。一日に3kmまでも届きませんが、健康保持には役立っているように思います。高いと思った雲取山にも登れたし、もう少し鍛錬すれば、更に高い山にも挑戦出来るかも知れないと言う淡い期待を持ちながら、これからも頑張りたいと思います。 いたち川辺の散策コースに山吹の花が咲いていました。しかも一重も八重もありました。あれ?こんな時期にと不思議に思いました。 道灌の故事でもこんな暑いときではなかった様な気がしますし、高校時代の漢文の教科書に挿絵付きで載っていましたが、狩支度も立派でとても夏姿ではなかったと記憶しています。我が家では黄金週間に入る前から咲き始め6月にはもう花は有りません。 |
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蝉しぐれいたち川辺に咲きにほふ 山吹の花八重も一重も 夏盛り山吹の花咲きたるは 地球温暖化の所為にあらずや |
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そう言えば職場のツツジなどはつい先だっても見ましたし、冬場も咲いていました。年がら年中咲いているような気がします。 そのうち歳時記の中味も書き換えられるなんていう現象も考えられる昨今ですね。今日あたりは風があって幾分涼しさはあるのですが、“みんみん”とわめき立てる蝉どもたちの合唱には些か暑さを感じます。新たに詩にチャレンジしてみました。ご指導とご批評を賜れれば幸いです。 |
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みみずの暗明暗 汝が住み居るは土の中 光も入らぬ闇なれど 湿めりもありて快適に 過ごせるものと思ひしが 暑さ厳しき故なるか 降雨少なき故なるか 暗き闇間の住処より 汝は這ひ出て来たるなり 何処へ行かむとしたるかは 推量さへもままならぬ 涼を求めて出でしかや 食を求めて出でしかや 汝が通らむとする路は 乾きて熱き石なるぞ その石の上過ぎらむと 身体くねらし始めたり 暑きがゆえに狂へしや 飢餓なるゆえに狂へしや 乾きて熱き石の上 フライパンにて卵焼く あの刹那にも似たるかな 身悶えすらもせぬうちに 汝は須臾にして絶え果てぬ 汝は黄泉路へと旅立ちぬ |
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たたきゐるキーボードにも秋知らす 風吹き寄り来みんみん鳴くも |
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8月28日 野分の風に倒れたトマトの手入れに、我が草の戸の山辺にたって見れば、ここの山吹も一重の一輪を付けていました。気候の異常を感じる今日この頃です。 |
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野分立つわが草の戸に春めける 只一輪の山吹の花 窓際になにか落ちたる鈍き音 虫の音さえも幽そけき夜半に |