旅の記録

にゃんこ(二暗刻) 38学電
仕切り線
 毎日暑い日が続いていますが、お元気にお過ごしですか。

 にゃんこは娘が使い残した青春18切符で仙台まで足を伸ばして、七夕を見てきました。 飾り付けが立派で圧倒され通しでした。多摩や市川にいる高校の友人2名と連れだっての鈍行の旅。 何杯かやりながら楽しく色々話が出来ました。仙台の夜はこれまた高校の友人宅での4人固まっての楽しい一晩。

紅葉の夜露が朝陽に光る写真
紅葉の夜露が朝陽に光る

 翌日は二本松で下車し、また3人で安達太良山の麓にある塩澤温泉に宿し、その翌日湯川渓谷の沢登りを楽しんで来ました。

 故事を楽しむ友人がラジウスやらコッヘルやら準備して来ていましたので、「林間に酒を煖めて紅葉を焼く」代わりに「沢水を温めて珈琲を飲む」なんてことまでやってきました。

沢水でコーヒーを沸かし休憩中の写真
沢水で珈琲を沸かす

 智恵子抄に出てくる「ほんとの空」がありました。そして幕末に白虎隊に勝るとも劣らないであろう働きをした二本松少年隊の墓参も出来て本当に良い旅でした。

 その後会津に向かい墓参し、従兄弟と三番碁を楽しんで来ました。

【注:写真の上でクリックすると大きな写真が見られます。】

<友三人とみちのくに遊ぶ 七首>

飾られし色とりどりの雪洞に
  ただ魂消(タマゲ)ゐる田舎ものかな

友が汗手塩にかけて育くみし
   野菜のなんと美味かりしか

湯に入れば小さき秋など見つかりし
   楓の一葉色付き初めて

夕風は湯舟の縁に栗の毬
   落として秋を報せゐるらし

紅楓に付きし夜露を撮さむと
   朝陽の当たりをジッと待つ友

沢の水沸かして友は珈琲入れる
   酒煖ためし故事語りつつ

かかるまで付き合いくれる友垣を
   取っておきたし何時何時までも

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